施工後7年が経過した物件です。左が塗布面、右が無塗布面です。(AD-スーパー塗布、ライムストーン)表面が綺麗なことは当然ですが、吸水率を大幅に落とすことでカビが繁殖していません。
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昨年の5月に、福岡県鞍手郡鞍手町にある伊藤常足翁旧宅の土壁の一部にAD-COATを塗布させていただきました。目的は土壁の剥落防止で、毎年梅雨時期の大雨で剥落している部分にAD-COATを塗布しました。昨年は、梅雨時期以外にもゲリラ豪雨が頻繁にありましたが、土壁は剥落せずに一年を超えました。当然ですが、吸水防止効果は持続しています。
AD-COATは、塗膜を作らないコートなので見た目は無塗布の部分と変わりありません。文化財には絶対条件です。
伊藤常足
江戸時代の国学者であり歴史学者であった伊藤常足翁の天明六(1786)年11月に建てられた木造ワラ葺き平屋建ての旧宅を復元したもの。江戸時代末期の建築術をうかがうことができる。
2年前に試験を開始した石材に差が出てきました。
試験は、一枚の御影石を四分割しAD-ホワイトと新製品のGコート、さらに他社品を塗布し、外部で暴露テストを開始しました。当然最初はどの製品も水を弾き、同じように見えましたが表面撥水が無くなってから塗布面に差が出てきました。特に右下の製品に関しては、無塗布と同じ状態まで戻ってしまいました。左上の製品もまだらに吸水が始まっていて、今年の梅雨が山と言ったところです。ホワイトとGコートは、撥水は無いものの水は吸水しない状態が続いております。
御影石用の保護剤Gコートを発売しました。
Gコートは、塗布後の表面乾燥が速く作業性に優れます。
メンテナンス等の施工時間が限られる作業に適しています。
(二次製品用 WG-517)
ブリックタイルやセメント二次製品の汚れ防止に適しています。
ライムストーンに、AD-スーパーを塗布し3日間養生後に表面の汚染テストを行ないました。
左側が塗布面、右側は無塗布面です。両面に水・ラー油・サラダ油・醤油・コーヒーを垂らし
防汚効果の確認を行ないました。
試験開始から2時間で無塗布部分は全ての液体が石に染込みましたが、AD-スーパーを塗布
した部分は3日後も染込まない状態で、水・醤油・コーヒーは蒸発し固形分だけが残りました。
その後水洗いを行ないましたが、殆ど染込みも無く、AD-スーパーに汚れの染込み防止効果が
強いことがわかります。※防汚効果は、石種や使用する箇所によって持続性や性能が異なりますので
必ずサンプルにて確認を行ってください。
※ 試験開始2時間後の状態
※ 試験開始後、3日目の状態
※水洗い後の状態
試験品(モカクリーム)を吸上げ試験液に漬け込み、吸上げ防止試験を行ないました。
塗布面には裏面からの吸上げ現象はまったく出ていません。
※左側が塗布面、右側が無塗布
塗料卸業・防水材料卸業・美装用品卸業の等。
※法人様に限ります。
メーカーによって成分や固形分が違うため厚みは違いますが、どのメーカーでも塗布量=浸透量になりますから、塗布量が多い方が浸透層は厚くなります。
AD-COATの目安は、1㎡当たり100ccが標準塗布量ですが、最低このくらいの量を塗布しないと3~5㎜の浸透はしません。ただし浸透量=浸透層でありません。塗布直後は5㎜浸透していても、あくまでも溶剤を含んだ状態ですので、浸み込んだ溶剤が蒸発した後に残る固形残分が浸透層になりますから、浸透層は、各メーカーによって大きな差がでます。
いつも当社製品を御利用いただきありがとうございます。
2008年もよろしくお願い申し上げます。
防汚テストの内容はこちら
韓国内での、製品購入に関するお問合せは、株式会社 RAOM社へお願い致します。
詳しい内容は、10月1日よりHPに掲載致します。
浴槽等の常に水がある場所は、少しずつ水が浸透します。
AD-COATは、防水材や塗料と違い、通気性を有しています。
完全に通気性を無くすと躯体内部(床石の裏面や壁面)にある水分を封じ込めた状態ににってしまいます。新築のコンクリート部分も、引渡し時にはまだ完全には乾燥しておらず、少しずつ離水し何年かかけて強度がさらに上がっていくので、通気性はあったほうが良いと言われる建築家の方もおられます。
撥水剤は、塗布物が表面に残っている間は水玉が出来て効いている気になります。車にワックスをかけ、塗布面に水をかけて水玉が出来ると、ワックスがけの苦労が報われたき気がしますよね。当然の事ですが、車のボディーは塗装の塗膜があり、水を吸水しない素材ですから撥水剤のような製品が適しています。最近は親水性の製品もありますが、どちらにしても水を吸わない素材に適しています。しかし石やコンクリート等は、吸水するためこの吸水を抑える事が必要です。表面で弾く撥水剤は、紫外線や歩行により落ちてしまいます。浸透性の吸水防止剤は、内部に染込み、吸水防止層を作りますからますから、表面の撥水が歩行等で剥がれても内部には水は染込みません。簡単に言うと金太郎飴の原理ですね。切っても、切っても同じ顔が現れます。
撥水剤は、比較的水や紫外線の影響を受けにくい建物内部で使用するか、吸水防止剤のトップコートとして使用するには良い製品だと思います。
外部は雨により吸上げ現象も発生しますので浸透層が出来る、吸水防止剤が適しています。
特に石材を使用する場合は、製品塗布を行なう現場がかなり多くなっています。製品塗布とは、石を張る前にコーティングを行なう事で、床石に現れる吸上げ現象を防止出来ます。
根石や床石に発生した吸上げを取ることは難しく、張替えになる現場も少なくありません。
時間や費用が掛かる事はもちろんの事、信用問題にもなってしまいます。
石材を使用する場合は是非製品塗布をご検討ください。
