天然石強制暴露吸水評価

概要

AD−COAT処理された御影石及び大理石(モカ)の試験片に対し、強制暴露を行い吸水防止処理品と未処理品について吸水率の比較評価を行った。

1.強制暴露
処理品(No.1,2,3,4)各5ピースをサンシャインウエザーメーターに入れ、1000時間強制暴露を行った。

2.吸水率測定方法
1) 試験体を水で満たしたスポンジ上に表面が下になるように置き、水位を一定に保って静置する。
2) 1,2,4,6,24時間後、表面の水分を拭き取り、吸水率を測定する。

3.結果
スーパー 吸水率(%)
大理石(No.1) 1時間後 2時間後 4時間後 6時間後 24時間後
処理品暴露前 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1
処理品暴露後 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
未処理品 4.5 5.0 5.6 5.8 6.0

WG501 吸水率(%)
大理石(No.2) 1時間後 2時間後 4時間後 6時間後 24時間後
処理品暴露前 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1
処理品暴露後 0.0 0.0 0.0 0.0 0.1
未処理品 4.4 5.0 5.8 5.8 6.1

ホワイト 吸水率(%)
御影石(No.3) 1時間後 2時間後 4時間後 6時間後 24時間後
処理品暴露前 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
処理品暴露後 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
未処理品 0.1 0.2 0.3 0.4 0.7

WG501 吸水率(%)

御影石(No.4) 1時間後 2時間後 4時間後 6時間後 24時間後
処理品暴露前 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
処理品暴露後 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0
未処理品 0.2 0.3 0.3 0.4 0.8

* 処理品暴露前の試験体の吸水率を測定後、暴露し、再度吸水率を測定した。

4.考察
本実験において、吸水防止剤の強制暴露に対する耐候性について、暴露前と暴露後の試験体の吸水率を比較することにより検証を行った。
結果、暴露後も吸水率の変化はなく、これは石材内部に存在するAD−COAT分が、暴露により劣化することなく長期にわたり吸水防止効果を維持しているためと考えられる。
大理石処理品No.1、No.2については吸水試験の結果に顕著な差は見られなかったが、表面撥水性はNo.1の方が優れていた。
御影石については石自体の密度が高く、未処理のものの吸水率もきわめて低かったため、著しい効果は観察できなかったが、表面撥水はテスト後も確認出来できた