AD-COATは、国内外の多くの建築物に使用されている浸透性吸水防止剤です!

AD-COATを塗布後16年目が経過したのライムストーンの状態

AD-COATを塗布後、16年が経過したライムストーンを割って浸透層の確認を行いました。
このライムストーンは、「AD-COATは何年持つのか?」と言うご質問の答えになる私ども
にとっては貴重な石材サンプルです。

前回浸透層の有無を確認したのは塗布後10年目の浸透層の状態を確認しましたが、今回は16年経過
した状態の浸透層の確認になりました。
当然ですが、石材の内部に染み込んで形成されたAD-COATの浸透層は溶け出しすことはありません。
また、塗膜コーティング剤のように直接的に紫外線の影響を受けたりすることがない為、
16年経過した今でも塗布直後に近い状態で水の浸み込みを抑制しています。
次の確認は20年後ですね。
※コーティング処理を行っていても表面に堆積して行く汚れは防止出来ません。

写真の石材が16年間屋外暴露を行っているライムストーンです。
右3分の2程がAD-スーパーを塗布している部分。
完全ではありませんが未処理部分と比べると奇麗な状態が保たれています。



裏面から1㎝ほどカッターで切り目を入れてハンマーで割ります。
こうする事で表面から数ミリのところにある浸透層を傷つけずに確認する事が可能です。
今回の作業時に気づいたんですが、コーティング処理をしていない裏面は汚れ水を吸い
込んで表よりも汚れています。



こんな感じで綺麗に割る事が出来ました。



断面に水をかけると浸透層(水を吸い込まない部分)が今でも綺麗に現れます。